埼玉大学
理学部物理学科
理工学研究科物理
機能系物理学コース
 
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 物理学科の概要
 私たちは様々な自然現象を観察したり経験します。それぞれについて「どうしてそのような現象が起こるのか」、その必然性を自然の成り立ちの基本に戻って理解しようとするのが物理学です。従って、物理学では様々な自然現象の示す法則性を、より統一的な法則性を求めて探求します。このため、極微の素粒子や原子核の性質から宇宙の構造や進化などまであらゆる自然現象が物理学の対象になります。素粒子の性質を詳しく調べていくと宇宙の進化にまで話が進みます。逆に宇宙を観察していると素粒子のまだ分かっていない性質のヒントが得られることもあります。このことは統一的に自然現象を観察することの重要性を示しています。また、自然現象を基本に戻って考えれば、物質の新しい性質の発見にもつながります。物理学は現代の先端技術を支える基礎でもあるのです。トランジスター、コンピューター、レーザーなどの技術の基礎となっているのは物質の性質を探求する物性物理学です。 この分野の研究の目標は、物質の持つ様々な性質を 多数の原子や電子の集合の振舞いという視点から統一的に理解することです。 高温超伝導体に象徴されるように、 この分野の発展は私たちの生活にこれからも大きな関わりを持ち続けることでしょう。

 本学科での教育は、 このような現代の物理学を理解するための基礎を身につける事を目標にしています。 自然現象を根本的、統一的に理解するのが物理学の目的ですから教育においても、断片的知識の集積でなく、 常に基本にもどって考える態度を身につけるところに重点が置かれています。私たちの学科には物性物理から、素粒子、原子核、宇宙線・宇宙物理の分野まで幅広い分野のスタッフがいて、協力して学部・大学院の教育に当たっています。柔軟な思考力と学習意欲に満ちた皆さんの活躍を期待します。
 教員の構成と研究分野
 物理学科には現在、教授9名、准教授4名、助教1名の教員がいます。 授業、実験などは、これらの教員の他、数名の客員教員や非常勤講師が担当しています。 教員の研究分野の詳細はこちらから。
 カリキュラム
 本学科を卒業するには、教養教育科目として計32単位(英語8単位、人文系社会系科目12単位、その他12単位)の他に、 次に述べる専門科目から92単位以上、合計124単位以上を修得する必要があります。 専門科目のうち、57単位は必修科目となっています。 力学I, 波動・振動、電磁気学I, II、解析力学、熱力学、統計力学I, II、量子力学I, II, III、物理数学I, II、卒業研究などが必修科目です。 これらの基礎的な科目の講義には対応する演習があり、それぞれの講義の担当教員が指導に当たっています。 また、物理学実験II, IIIも必修科目で、実験系教員が指導します。 これらの他、代数及び幾何、微分積分学、解析学、相対論、固体物理学、宇宙物理学、素粒子物理学などを選択科目として開講しています。 また、物理学特論I〜IVとして、主に学外の研究者による様々な分野の研究に関する集中講義を毎年4種類程度開講しています (最近の例:統計力学、電波天文学、2次元電子系、超伝導、レーザー、宇宙線、 誘電体、高エネルギー物理など)。

 本学科では、物理学の知識を深めていくために学年進行にあわせて各科目を段階をおって履修するようにカリキュラムが組まれています。これは自然現象の論理的理解が一足飛びには容易ではなく、一段階ごとに進めていく方が効率的で理解度も深まる事からくるものです。一方で物理学の考え方を学んだ学生がほかの分野の講義を聴講し、 幅広い知識を得ることも有意義であると考えています。 理学部他学科および工学部で開講している科目を聴講して 修得すべき単位の一部を充足することもできます。 4年生次には卒業研究として各自の希望に応じて 理論系教員の指導するセミナー、輪講に参加したり、実験系教員の指導のもとにそれぞれの分野の最先端の研究に参加したりすることになります。

 このほか、教職に関する専門科目等を履修することにより、中学校および高等学校の理科の教育職員免許状を取得することができます。

物理学科カリキュラムの流れ
力学 電磁気学 熱・統計
力学
量子
力学
実験 演習 物理数学
1年 力学I
物理学
演習IA
微分
積分学I
代数及び
幾何I
波動・振動
電磁気学I 物理学
演習IB
微分
積分学II
代数及び
幾何II
2年 解析力学 電磁気学II 熱力学 物理学
演習IIA
物理
数学I
複素関数
相対論 電気力学 量子
力学I
物理学実験I 物理学
演習IIB
物理
数学II
微分方程式
3年 統計
力学I
量子
力学II
物理学実験II 量子力学II演習 物理
数学III
総計力学I演習
統計
力学II
量子
力学III
物理学実験III 量子力学III演習
統計力学II演習
4年 卒業研究I
卒業研究II
赤字:必修科目
青字:選択科目
卒業研究発表会
 卒業後の進路
 本学科の卒業生は、ほぼ半数が大学院に進学しています。また、幅広い分野の民間企業、官公庁等に就職しています。根元的かつ統一的に自然現象を把握しようとする考え方を身につけるところに重点をおいている物理学科の教育の成果はここでも発揮されています。技術の発展が目覚ましい世の中にあって、新しい原理にもとづく革新が次々と要求されるとき、これに柔軟に対処できる能力をもった物理学科卒業生は各方面で高く評価されています。
 大学院について
 本学科卒業後、さらに物理学の専門的な研究を目指す学生のために、2年間の大学院理工学研究科博士前期課程(物理機能系物理学コース専攻、定員17名) および、3年間の博士後期課程(物質科学コース)がおかれています。 この大学院には理化学研究所の研究者が客員教員として加わっています。 これらのコースでは高度に専門的な講義・輪講等が開講され、 また、指導教員の指導の下に修士および博士論文を提出し、修士または博士の学位を修得することができます。 課程修了後は、高度な専門知識を活かして、民間企業の研究部門や、大学・研究所等へ就職しています。
理学部案内より一部抜粋)
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