講演会・談話会のご案内


題目:廃熱から電気を作るセラミックス 〜おもしろくて役に立つ熱電変換材料の物理学〜
講師:寺崎 一郎 氏 (早稲田大学理工学研究科教授)
日時:2008年12月18日(木)14:40−16:10
場所:理学部2号棟2F8番教室

講演概要:
 金属や半導体の棒状の試料の両端に温度差がつくと,温度差に比例した電圧,熱起電力が発生する。もし,熱起電力が大きく,抵抗率が低い物質があれば,その物質は温度差を与えると電池のように振る舞い,負荷をつなぐと熱から電力を取り出すことができる。このような物質は熱電変換材料と呼ばれ,環境と共生するエネルギー変換技術として最近その価値が見直されている。我々は10年前に,コバルト酸化物の一種が高い熱電変換効率を示すことを発見し,以来セラミックスによる熱電変換を提唱してきた。この物質の高い性能は,従来の熱電変換の理論では説明が難しく,コバルト酸化物特有の物理が熱電特性を支配している。
 本講演では,熱電変換技術の現状からはじめ,コバルト酸化物の熱電特性とその物理について平易に紹介し,その課題と将来の展望についてみなさんと議論したい。講演は理工系の学部3年生程度の知識を前提とするが,物性物理の知識を前提としない予定であり,他分野の学生・大学院生の聴講を歓迎する。
世話人:佐宗哲郎(内線4258)


題目:2008年度ノーベル物理学賞について
講師:佐藤 丈
日時:2008年12月9日(火)16:30−17:30
場所:理学部1番教室
ポスター